Andi Koyamaくんについて

motorcycle

僕がSNSでときどき交流している、インディーミュージシャンのAndi Koyamaくんについて少し書きたいと思う。

彼はAndreas Koyamaと言う名前で、ドイツ在住のドイツ人と日本人のハーフである。何年前だったか、元々僕が過去にネットに上げていた音源を彼が聴いてくれて、なかなかいいね、とメールをくれたのがきっかけで交流がはじまった。

僕と同じく、ドラムマシン、ギター、ベース、シンセなどを駆使して自宅でレコーディングする、いわば宅録(現在はたぶんDTMと呼ぶ)仲間という所だろう。(ちなみに検索をするとアンディ・コヤマさんという同名の方が何人かいるみたいだけど、彼はこちらです)

Andiくんはお父さんが日本人で、そのお父さんが日本への旅行ツアーの会社をやっていたらしいので、それを引き継いで日本旅行のツアーガイドをやっている。その関係で日本にはちょくちょく来ていたので、その旅行ツアーの合間に会おうと言ってくれて、今までに確か3回ぐらい会って飲んだことがある。

彼は日本語は少し話せるけどあまり流暢には話せないようなので、Andiくんの彼女(現在は奥さん)が間に入って訳したりしながら話してくれた。彼女はドイツ人だけど、日本にも留学経験があるようで、Andiくんより日本語が堪能だった。

何と言っても彼の仕事は日本への旅行ツアーガイドなので、新型コロナの影響で全く仕事が出来ていないだろう。ドイツの経済支援は迅速だとネットで見たことがあるけど、どうなんだろう。日本より厳しいロックダウンをやっているようだし、きっと手厚いに違いない。なんとか頑張ってほしい。

そして、彼のカバーアルバム「Half Fidelity」がbandcampというサイト発売中なので紹介したい。ジャケットは僕が描いたもので、シティ・ポップとか80年代というイメージということで、初めてファミコンチックにドットで描いてみた。

Andiくんは日本の音楽も好きらしく、日本のポップスなどを新旧問わずカバーしているアルバムである。僕が10年近く前に作ったHighspeed shoesという曲も、1曲カバーしてくれた。

最近知ったんだけど、70〜80年代ぐらいの日本のシティ・ポップスと呼ばれるが音楽がネットで広がって、ヨーロッパなどで静かなブームがあるらしい。このアルバムにも大貫妙子の曲が入っているあたり、そういう流れもあるのかもしれない。

このアルバムに入っている『上を向いて歩こう』『島人ぬ宝』、それと自分の曲以外は正直聴いたことがなかった。だから日本の楽曲なんだけど、逆輸入という感じで新鮮な感じで聴くことができた。

日本の楽曲を新たな視点で聴くことができる、貴重なアルバムだと思う。

以下のリンクからどうぞ。

Half Fidelity / Andi Koyama
https://frohundmunter.bandcamp.com/album/fm083-half-fidelity